
当日はまだ明るいうちに、日本鳥類保護連盟の方からツバメの生態系についての
解説が行われました。ツバメは1シーズンのうちに2回子育てをすることや、
風が強す過ぎる日はヨシ原で眠りにくくなるため、帰って来るツバメが減ること
などの説明がありました。
(写真は、熱心に説明を聞く参加者の方々です。)

午後7時近くなると、徐々にツバメ達がヨシ原に帰ってきました。
空を滑るようにして、ヨシ原に向かっていきます。
参加者からも「あ!帰ってきた!」など歓声が上がりました。
やや風の強い日だったので、本当に今日ツバメ達は帰ってきてくれるか
心配していましたが、最終的に1万羽は帰ってきたようです。
ただ、年々ツバメの数は減少しているとのことです。
エサとなる虫の減少や、巣を作る環境の減少等が要因のようですが、
生態系のバランスの崩れが将来及ぼす影響などにも、
改めて想いを致す必要があると感じた観察会でした。